座敷童子とは、岩手県を中心に東北地方の旧家に住むとされる、子どもの姿をした神のこと。「座敷わらし」と表記する場合もある。また「座敷ぼっこ」、「座敷小僧」、「カラコワラシ」など、地域ごとに異なる呼び方をする。座敷童子は家の人間にいたずらなどをして迷惑もかけるが、居るとその家は繁栄し、居なくなると寂れると言われている。座敷童子が住みついた家の住人にしか、その姿は見えない。また、子どもには見えるが、大人には見えないとする意見もある。民俗学者・柳田國男の名著『遠野物語』の中に登場したことで、存在が広く知られるようになった。
1件中1-1