セフィロトとは、ユダヤ教におけるカバラ(神秘主義思想)の概念。正式には「セフィロトの樹」といい、神の特性と世界の成立を図解したもの。カバラでは唯一神から流出した10の聖性により段階的に世界が成立していると考えられ、それらは「セフィラ」と呼ばれる。最下層にあるマルクトは物質世界を表し、その上層にイェソド・ホド・ネツァク・ティファレト・ゲブラー・ケセド・ビナー・コクマというセフィラがあり、最上部にケテルというセフィラがある。また隠れたセフィラとしてダアトを加え、11の聖性を数える解釈もある。各セフィラ同士を繋ぐ22本の「小径(パス)」も相互の関係性を位置づける役割を担う。セフィロトの樹は「生命の樹」とも呼ばれ、原初の楽園「エデンの園」の中心に伸びる樹と概念的に同一視される場合が多い。現存するセフィロトの樹は16世紀に完成したとされ、数秘術や近代西洋魔術の根拠として用いられた。
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最近、占いに興味を持ち始めました。西洋占術などについて調べていると、しばしばカバラという言葉に当たるのですが、占いとはどのような関連があるのでしょうか?カバラについてもよく知らないので、併せて教えてもらえると嬉しいです