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江戸時代、幸運をもたらした農家の子供から

福助人形、れっきとした縁起物です。
「幸運を招く」と言われています。

ただ、縁起物としての日は浅く
発祥は江戸時代の中期頃、と言われています。

由来には諸説ありますが、
幸運を運んだ農家の子供を模したとする説が濃厚です。

ただ、この話には少々暗い部分があります。


その息子は身長が小さく頭の大きな、
今でいうところの身体障害のある子供で
「福」は「不具」をもじったものだそうです。

ですが、その子供はとても愛嬌のある性格をしており、
江戸で見世物となって大変な人気者となったそうです。
当時、障害のある人が社会に参加する方法のひとつが
「見世物」となることでした。

そんな福助の評判を聞いた旗本が
福助を家に召し抱えたそうです。

すると福助は今度はその家に
次々と幸運をもたらしたそうです。
その福助を模したものが福助人形とされます。


確かに今の価値観や感覚だと
あの人形を「怖い」と感じるのも
無理はないかもしれません。

ですがちゃんとした縁起物ですので
どうか安心なさって下さい。

見た目は変だけど人気者の縁起物です

もしかしたらご実家は
なにか御商売をされているとかでしょうか？
福助人形は主に商売をする家に福をもたらす
ちゃんとした縁起物の人形です。

由来となった人物は見た目はちょっと変ですが、
癒しや笑いでとても人気者だったそうで、
福助のおかげで家はたいそう栄えたそうです。