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おみくじは日本発祥の占いですね

日本発祥で一番親しみのある占いはおくみじですよ！
お正月とかに神社で引く、あれです。
意外と思われるかもしれませんが、古代日本において、
国の政治に関わることや後継者選びの時に神様の意向を確認するためにくじが使われ、
それが元になり今のおみくじが作られたそうです。
今のおみくじの原型は元三慈恵大師良源上人という、
平安時代の僧が作ったものとされていますが、
参詣者が個人の吉凶を占うようになったのは鎌倉時代初期から。
そして江戸時代になると子どもがおみくじを売って歩くようになり、
全国に普及したようです。これは余談ですが、
引いたおみくじを境内の木の枝などに結ぶ習慣ができたのも
この頃からで、「結ぶ」が恋愛の「縁を結ぶ」に繋がっています。
あと、おみくじはついつい吉凶にこだわってしまいがちですが、
大事なのは運勢の内容に書かれている事柄なので、
そちらの方を忘れないようにしましょう。

辻占も、日本古くからの占い

辻占（つじうら）という占いも日本でできた占いです。
どのような占いかというと、夕方に辻（交差点のこと）に立って、
通りすがりの人達が話す言葉の内容を元に占いをするといったものです。
偶然そこを通った人々の言葉を神の託宣として考えた占いで、
辻は人間だけでなく神も通る場所として考えられていたことから生まれたものです。
古くは万葉集に、橋のたもとに立って占いをする橋占（はしうら）という、
似通った占いが登場します。
自己流でもできる占いだと思うので、占いたい内容を決め、
偶然外で出会った人の言葉に耳を傾けてみるのもいいと思います。

日本でできたフォーチュン・クッキー

おみくじ入りのクッキーをフォーチュン・クッキーと言いますが、あれは最初日本で流行ったお菓子です。
今はアメリカやカナダの中華料理店で提供されることが多いけど・・・。
元は日本の北陸地方などの新年の祝いに神社で配られていた辻占煎餅に由来するもので、
1900年代初めに日本から持ち出されアメリカに普及したとか。
第二次世界大戦後に流行りを見せ、一般的になったあとでは多くの飲食店で出されるようになったそうです。
もちろん辻占煎餅を今の日本で食べることもでき、京都の伏見稲荷大社周辺では年間を通じて販売しているお店があります。