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魔術は超常的で不思議な術や技のこと。黒魔術は他人に危害を加え、白魔術は他人に危害を与えない魔術のこと。

「魔術」という言葉は定義を持っていません。
手品やマジックを意味したり、祈りや呪いなどの呪術を含めたり、魔法として認識されたりしています。
それらを大きくまとめると、「なんらかの意思や意図のもとで行われる行為で、物や人に影響を与えるもののうち、超自然的だったり、そう見えたりするもののこと」だと考えていいでしょう。
魔術はいろいろな分野に分けて捉えられることがありますが、「黒魔術」と「白魔術」もそれらの中の一つの分類方法です。
魔術が定義できていない以上、「黒魔術」や「白魔術」もまた、正確には定義することができません。
しかし、一般的には「黒魔術」が相手を呪ったり、自分の欲のために他人が犠牲になることを厭わない魔術的行為を指し、「白魔術」は自分にも他人にもプラスになる、黒魔術とは対極的な行為を指します。
黒白に関わらず、魔術は積極的に行うべきものではなく、どちらがいいとおすすめすることはできません。ただ、自分のためであっても、ほかの誰かのためであっても、その行為は必ず周囲になんらかの影響を与えます。慎重に自己判断してから臨みましょう。
またその方法も、求める魔術やかなえたい願いの内容によって異なります。十分な研究や調査をした上でなければ危険な場合もあるので、注意が必要です。
効果については、うまくいく場合もあれば、まったく効果のない場合、または予想と違った結果となってしまうこともあるようです。
「魔術」は、それを良く研究し熟知した人にとっても、簡単に行えるものではありません。
興味本位で手を出さず、くれぐれも慎重に判断するようにしてください。

黒魔術は悪魔を、白魔術は天使を召喚するものです

悪の力を借りて自分の野望や欲望を果たしたいと思った時には、黒魔術を行います。
その内容は誰かを呪うなど、相手に害を与える可能性を含んでいる場合が多いでしょう。また、黒魔術を行う際には悪魔を召喚し、自分の大切な何かを犠牲にして悪魔に捧げる必要があるともいわれています。それだけの覚悟がなければ、人を呪うことはできないのです。
一方で、白魔術は聖なる力を借りて行う魔術です。黒魔術との違いは、自分の願いであってもほかの人に危害を与えないこと、または自分以外の誰かのために叶えたい願いであるところにあります。
さらに、黒魔術のように犠牲を迫られることはありません。そのかわり、日ごろの行いが良くなければ、聖なる存在である天使を呼び出すこと自体ができないとされています。
黒魔術、白魔術のどちらを選ぶかは、日ごろの行いを見返し、さらに魔術で叶えたい願いが誰のためなのかによります。

本に書かれてあることをザッと書き出してみましたが、伝わる・・・でしょうか？