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黒と白を善悪で分けるのはむずかしいですが、大きな違いはあります。

黒魔術と白魔術は、明確な線引きはむずかしいといわれています。
どの魔術が黒で、どの魔術が白かというものではなく、魔術を行う人間の心によって白か黒かが決まるといわれています。どちらも、必ずしも人間に幸運をもたらすだけでなく、敵である人間に害を与える要素を含んでいるからです。
白は善のイメージ、黒は悪のイメージがありますが、これは白人至上主義の影響があるともいわれています。キリスト教が勢力を広げてきた時代に、土着宗教が多く排除され、神々の多くが悪魔とされるに至りました。そして黒人奴隷の間で広がっていたブードゥー教によって、黒魔術が有名になったといわれています。
黒魔術は悪と捉えられがちですが、一概に悪い魔術とはいえないようです。

ただ、いい悪いというのとは関係なく、大きな違いはあります。それは、召喚する対象の違いです。黒魔術は悪魔や悪霊などを召喚しますが、白魔術では神々や天使、精霊などを召喚します。
また、悪魔や悪霊などを召喚する黒魔術は命の保証がないといわれています。黒魔術で悪魔などを召喚した場合、手落ちがあると、召喚者の命の危険があるのだそうです。現に黒魔術で失敗して亡くなっている方もいるようです。一方、白魔術では、失敗しても、願いが叶わなくても何も起きません。この点も違いとして大きいといえそうです。

黒魔術は召喚魔術であり、かつ、代償が必要

黒魔術と白魔術の大きな違いは、黒魔術が召喚魔術であるということ。
そして悪魔との契約と交渉が必須でーす。
召喚魔術は儀式を行いますが、その際に非常な恐怖感に襲われるそうです。
この恐怖感に打ち勝てば死なずに済むという超危険な方法なのだそうですよ。

途中で逃げ出すようなことをすれば、死なないにしても、精神崩壊もありえるとかありえないとか…。
そして悪魔は願いを叶えてくれる場合、代償を求めてくるそうです。つまり交渉をするわけです。この点、神々や天使や精霊などにお願いをする白魔術とは大きく違う点のようです。

黒魔術と白魔術の違いを簡単にいうと…

黒魔術と白魔術の違いを簡単にいえば、白魔術は敵に害を与え、味方に利益をもたらすものじゃないですか？
白魔術は天体や動物や精霊などの力を借りて行う超自然的なもので、黒魔術は悪魔の力を借りて行うものだったかと。
黒魔術は人を呪ったりして、他人に危害を与えるための術ですよね。
黒魔術は必ず魔術を行うために悪魔と契約を交わさなくてはなりませんし、これも白魔術とは異なる点でしょうか。