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塩は粗塩を使うといいですよ

盛り塩のルーツは中国の故事にまでさかのぼります。大まかに言うと、それはこんな故事です。秦の始皇帝には多数の愛人がおり、毎晩どこの家に訪ねるか決めるのに疲れていました。そこで彼は牛車に乗り、牛が止まった女性の家でひと晩を過ごすようになりました。それを知ったある愛人の女性は、皇帝が自分を選ぶように、自宅の前に牛の好物である塩を盛ったのです。すると牛は毎晩その女性の家の前で止まるようになり、彼女は皇帝からの寵愛を一身に集めるようになりました。この話がもとになり、以来、盛り塩は縁起が良い風水という評価が定着したというわけです。
盛り塩の効果については諸説ありますが、個人的には効果アリだと思っています。少なくとも、試してみて損はないことは間違いありません。実際のやり方ですが、まず塩は粗塩を用意してください。盛り塩には気を浄化させるお清めの意味が含まれているので、市販の科学塩は基本的にNGです。塩の量は10グラムを目安にしてください。盛り塩を置く場所については、トイレ、玄関、寝室など色々挙げられます。また一軒家の場合は、敷地や建物の四隅に盛り塩を置き、さらにお酒をまいて清めるとより効果的だと言われています。それからもし引っ越した直後でしたら、その場合は塩の量を多めにしてより念入りに行なってください。
あと大事なのは、盛り塩を取り換えるタイミングです。最も良いのは3日から1週間に1度のペースですが、何らかの理由で難しい場合は1ヶ月に2～3回でも大丈夫です。ただ、問題が起きている時は週に2～3回のペースでの交換をお勧めします。

盛り塩をトイレに置くと健康運が上がります

そうですね～、盛り塩に限らず、風水というのは効果が出る時は出る、といった感じなので確約はできませんが、一度やってみる価値はあるのではないでしょうか。
使用する塩については、中には普通の食塩をもちいる人もいるようですが、やはり天然のあら塩が良いと思います。塩を盛るお皿は白色で5センチほどの陶磁器が基本ですが、風水的に方角に合った色にするのもアリでしょう。盛り方には、お皿に盛る方法と三角錐を作るやり方があります。これに関してはどちらでも構いません。
盛り塩を置く場所は特に決まっておらず、またそれぞれに効果が異なります。たとえば玄関に置くと、外から持ち帰った厄が払われ、室内によい“気”をもたらしてくれます。またトイレは気が乱れやすく体調不良の原因にもなりやすい場所なので、盛り塩を置いたり清潔にしたりすることで健康運がアップします。他にも、リビングに置くと家族の絆が深まるといったように、効果の現われ方は分かれるので、自分の希望にあった場所に置いてください。
せっかく盛り塩をしても、そのまま放ったらかしにすると邪気を払う効果が低減してしまいます。少なくとも1週間から2週間おきにちゃんと交換するようにしてください。