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敷居には家を守る神様がいるから

「敷居を踏まない」というのは礼儀です。
家を大事にする、という心構えのようなものです。

ただ、これには神道に由来する説があります。

神道では、敷居には家を守る神様がいるそうです。
この神様は家を火事から守っていると言われていて
その神様の住処である敷居を踏むと、大変無礼で
神様が家から出て行ってしまうそうです。

今の方はあまり気にしないかも知れませんが
年配の方や、しつけの厳しい方はとても気にします。

きっと彼はとても育ちの良い方なのでしょう。
素直に謝った方がいいと思います。

風水では敷居は家を巡る気の「動脈」

敷居を踏まないのは昔からのマナーですね。

ただ、風水では、敷居は家の中を巡る気の
動脈のような役割を果たしていると言います。
これを踏むのは気の流れを損ねる行為です。

昔から言われていることには大体
ちゃんとした理由があるものですので、
守っておいて損は無いと思いますよ。

敷居を踏むのはお地蔵様を踏むのと一緒

敷居は家にとって重要な部分だから。そこを踏むのは「一家をないがしろにする」ということになります。

また、霊的な意味もちゃんとあります。敷居は家や部屋の境目にありますよね。境目というのは日本の文化の中でとても重要な場所なんです。境目の向こう側とこちら側では世界が異なるとされ、その間である部分は霊的に不安定な場所、悪いことが起こりやすい場所とされてきました。

古い町のはずれなどにお地蔵様が置かれているのを見たことがありませんか？あれは境目で悪いことが起こらないように、境目を守る役割があるんです。家の敷居にもこれと同じ考え方が当てはめられます。お地蔵様を足で踏むのはとても罰あたりですよね？それといっしょです。