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生まれた年によって星座の境界日時は変化する

3月20日と3月21日は魚座と牡羊座の境界日。

雑誌やテレビの12星座占いでは、簡単にするために境界を「○月○日～○月○日」というように日付で書かれることが多い。しかし実際には、夜中の0:00ちょうどに星座が切り替わるわけではない。つまり、3月20日の23:59から3月21日の0:00になった瞬間に、魚座から牡羊座に変化するわけではないのだ。

このような星座の境界日時のことを西洋占星術の言葉で「カスプ」と呼び、ご友人が言っている通り、このカスプは毎年変化している。

実例を挙げれば、例えば1999年の魚座と牡羊座の境界は3月21日の午前10時46分頃だが、翌年2000年の境界は3月20日の午後4時35分頃になる。また、生まれた地域（出生地の緯度経度）によっても、この境界となる時刻に差が出ることに注意したい。

つまり、3月20日や3月21日に生まれた人は、生まれた年、正確な出生時刻、出生地の緯度経度を基にして調べなければ、本当に正しい星座を知ることはできないということ。

もちろんこの現象は魚座・牡羊座の境界だけでなく、全ての星座の境界となる日で発生する。

誕生日が星座の境界日に当たる人で、もし自分の正しい星座を知らない場合は、自分が境界より前に生まれたのか、後に生まれたのかを調べてみると良いだろう。実は今まで思っていた星座とは別の星座に生まれているかもしれない。

母子手帳などで出生時刻と出生地を確認して、占いの館などに出向いてホロスコープを作ってもらうのが一番確実。ただ、自分でホロスコープが理解できる人は、無料でホロスコープが作成できるサイトなどで確認してみても良いと思う。

１２星座占いは簡略的な占いですから・・・

１２星座占いは、本格的な占星術を簡単にしたものです。本格的な占星術で占ってもらう時は、生まれた時刻や、生まれた場所も必要です。でもそれでは雑誌やテレビで簡単に占いができないので、占星術をかなり大雑把に簡略化して、それが１２星座占いになっています。

なので、本当の占星術で占ってもらうと、１２星座占いとは違う星座に星が入る人も結構いるみたいです。