ベストアンサーに選ばれた回答

命卜相とは占いの種類

「命」は生まれ持ったさだめのこと。
これはその人が現世に生を受けた瞬間に決まります。命を鑑定することでその人がどういう性格でどういう特性を持っているのか、また今が人生においてどういう時期なのか等が分かります。また相性などもこれを見ます。西洋占星術や四柱推命は主にこの鑑定をします。

「卜」は現在から近い未来の運勢や吉凶のこと。
その時にどういった選択をすれば良いか、どの行動が幸せな結果に繋がるかなどを戦術の結果から見極めます。タロットなどカード系の占いは全てこれに属します。また花占いや正月に引くおみくじなどもこのパターンです。

「相」は実際にそのものを見て読み取ること。
これは表情や声のトーンから情報を読み取る直感力、話術などにも当てはまります。感覚の鋭い占い師レベルになるとその人を一目見ただけで死期まで察することが可能です。手相占いや人相占い、また風水などもこれに当たります。

要するに、お祖父様は「生まれ持った運命」と「現在の状態」をそれぞれ見た上で、さらに目で見たインスピレーションも参考にしている、とおっしゃっているのだと思われます。実のお孫さんであれば生年月日や出生時間も分かっているでしょうし、本当に力のある方であれば凶事の兆しなども手に取るように分かると思いますよ。身内にそのような方がいらっしゃるのは本当に素晴らしいことだと思います。

中国五術に含まれるものです

命・卜・相とはそれぞれ中国五術のうち3つです。
全部で「命」「卜」「相」「医」「山」となります。

「命」はその人の背負った運命
「卜」は起こっている事柄
「相」は目に見える部分に表れる兆し

「医」は鍼灸のような東洋医術
「山」は気功や呼吸法、食事療法

これら5つを使って人間を救うのが中国五術の考え方です。
お祖父さんはその上3つを使っているということですね。