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太陽や月も「惑星」ではありませんから・・・

諸説ありますが、私は「変わらない」と思っていますね。そもそも西洋占星術によって使う星って太陽や月も含まれていますよね。太陽は恒星ですし、月は地球の衛星です。西洋占星術ってあくまで地球を中心にして見える天体から人の運命や情報を読み取る占いですから、その星が惑星かどうか、惑星の定義は関係ありません。今まで通りにやって問題ないと思いますよ。

一般的な占星術では特に問題ないかと

西洋占星術における冥王星はそもそも「ふさわしくない」とする人がいます。もともとの占星術は、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星までの、肉眼で観測できる7つの星のみで占われてきました。天王星・海王星・冥王星は望遠鏡の発達によって発見された星で、その後の占星術に少しずつ加えられていったものです。

ですから、古い占星術を正統とする人には、冥王星は「関係のない星」となります。しかし、いま主流の現代西洋占星術では、冥王星はホロスコープに含める方が一般的です。太陽星座や月星座のように直接的に発現する星座ではありませんが、死と再生を司る星とされ、潜在的には非常に影響力のある、長期的な意味を持つ星座です。また有事の際に色濃く影響を及ぼす星座でもあります。さらに蠍座宮の守護星（支配星）でもあり、蠍座の特性や傾向の発露に大きな意味を持っています。現代西洋占星術において冥王星を抜きにして鑑定をすることは実質的に不可能だと思われます。

冥王星が惑星から外された時、占星術界では激震が走りました。そもそもの7天体による鑑定から、天王星、海王星の発見、そして1930年の冥王星の発見を経て、占星術は「神の視座を得た」とする説があるからです。もしかしたら、冥王星が惑星から外されたことは、世界の動向を占うにあたって非常に重要な意味を持つかもしれません。ですが、一般的な占星術の際には、今まで通り鑑定しても問題ないと思われます。