生まれた瞬間に決まるのは「傾向」です
占いには「命卜相」という分け方があります。
12星座占いはこのうちの「命」になります。
「命」は生まれた瞬間に決定する傾向を占うもの、
「卜」は行動の結果としての未来を占うもの、
「相」は物の状態から吉兆を占うものです。
単語や考え方は東洋のものですが
概念自体は占い全般に当てはめられます。
東洋で占星術に相当するものは四柱推命です。
占星術と同じように人の生年月日から占います。
人の傾向は生まれた瞬間におおむね決まるとされ、
また「この時期にはこういうことが起きやすい」という
運勢の流れもある程度決まっているとされます。
要するに、例えば「好奇心旺盛な性格」とか
「この時期にモテる」程度は決まっていますが、
「この時期にこの人と付き合う」までは
占星術の世界では決まっていない、ということです。
「この時期にこの人と付き合う」といった部分は
命卜相の「卜」の占いによって視るものです。
ということで、占星術に決定論的な要素は
決してないとは言えませんが、
決定論そのもの、とは言えないでしょう。
その他の回答(1件)
決定論ではありませんが近い要素はあります
星座占いは西洋占星術を簡略化したものです。西洋占星術は人の持つ運命や宿命を占うものですが「全ては生まれた瞬間に決まっている」というほど厳密なものではありません。
ただ、西洋占星術と決定論は意外と近しい存在ではあります。
元々、決定論の根本的発想は古代ギリシャの時代からあったと言われています。ヒポクラテスという医学者が「土地の気候や環境によって民族の性格が決まる」という説を提唱しています。
そして、占星術も古代ギリシャの時代にはすでに存在していました。占星術で用いる「ホロスコープ」はギリシャ語の「ホロスコポス(時の見張り番)」から来ています。当時の占星術は今のような「占い」ではなく、天体観測の一環、「科学」に属する位置付けでした。
いわば、自然を観測する中で法則性を探した結果のひとつが「占星術」であり、また別のひとつが決定論的な発想でした。ですので、根本的な部分で、占星術と決定論は「世界を観測する」という試行錯誤の中で発展したものであり、出自が似たものであると言うこともできるかも知れません。
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